ハイキングに行きたいけどなかなか行動に移せない…方いらっしゃいませんか?
1)一緒に行く「仲間」がいない。2)一人参加でも大丈夫? 3)装備が大変そう。4)山歩き初心者なんだけど…
大丈夫!おおよど企画の8つのモットーをご覧ください。
Naturarist
ナチュラリスト
入門講座2-2
■ナチュラリスト入門講座 第2回目(フィールドワークの服装と持ち物)
山の中へ分け入って、生き物たちを探すにはそれなりの装備が必要です。
イラストにしてみました。
ほとんどハイキングの装備と同じです。
ただ違うところは、動物たちの落とし物や食べかすなどを採取する容器、フィールドノート、ルーペや双眼鏡、図鑑などでしょうか。
ナチュラリストの標準装備
【服装】
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夏でも長袖、長ズボン。帽子に軍手。
整備されたハイキングコースを歩くとは限りません。
草ぼうぼうの獣道を進むこともあります。
素手では危険なので軍手は必要。
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トレッキングシューズ(登山靴)とスパッツ
足元からのダニなどの侵入を防ぐのにスパッツなどでカバー。
マムシなどの攻撃に備えて。
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セパレートタイプのレインコートやザックカバー
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ザック(バックパック)
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防寒具
ゴアテックスのレインコートなどは防寒具にもなります。
【観察・記録用具】
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フィールドノートと筆記用具
作業中に見つけた物、気づいた点、情報、スケッチなどを書きとめておくフィールドノートと筆記用具が必要です。
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密閉容器やチャック付きの袋
採取した物(動物のフン、食べかす、種など)を持ち帰る容器
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折尺、巻尺など
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コンパス(方位磁石)と地図(1/25000)
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懐中電灯またはヘッドライト
夜行動する生き物観察などにはヘッドライトが必要です。
なくても大丈夫なもの
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双眼鏡(6〜10倍程度)
野鳥や昆虫を遠くから観察できます。
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ルーペ
あるいはスマホ用のマクロレンズのクリップレンズなど。
小さな物を観察するのに便利です。
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(興味のあるジャンルの)図鑑、またはスマホアプリ(例:Googleレンズなど)
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メンディングテープ(文字が書けるテープ)
容器や袋に採取した物に日付や場所などを貼り付けます。
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カメラ
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ピンセット
手掴みするのがちょっと…と言うような物を採取するとき便利。
その辺に落ちている枝を二つに折ればピンセットがわりにもなります。
【その他】
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飲水
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手ぬぐいやタオル
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救急用品やポイズンリムーバー
ポイズンリムーバーはハチに刺されたり、マムシなどに噛まれたりした時の応急処置に使います。
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ビニール袋とカラビナ
ゴミ袋として使う他、採取したものを一時的に保管できます。
カラビナでザックに吊るしておけば、採取したものを次々袋に入れられます。
なくても大丈夫なもの
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スマホとバッテリーバンク
アプリで動植物を調べられます。
緊急時に重宝!
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古新聞
表面がツルツルでまっ平、いらなくなったら破棄できる古新聞がランチシートとしてベスト!
織り上げてあるランチシートは、織り目にダニが侵入してダニを持ち帰る羽目にも。
または、折り畳みのパイプ椅子でも可。
100匀で購入できます。
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行動食
お昼ご飯がずいぶん後になることもあります。
リストアップしたものは基本装備なので、ご自分の興味ある事柄について必要があれば足してください。
講座主催団体
公益社団法人 大阪自然環境保全協会
Web site : http://www.nature.or.jp/index.html